Project

Project Story 02

意欲あふれる若手のチームワークと品質の高さで得られた高評価

公共系のシステムにおける機能追加や保守作業のプロジェクトにおいて、急に対応案件が発生。リーダーがそばにいない状況でメンバーが一致団結。遠隔でリーダーと連携し、顧客を納得させる作業を期日までに仕上げ、会社としても一定の評価を得た。

Members

T.H.

新卒・2018年入社

2018年入社。新人で配属されたプロジェクトでは、まとめ役としても評価された。開発と保守作業で経験値を上げている。

G.N.

新卒・2004年入社

2004年入社。産業系のプロジェクトを各種経験し、現在は公共系のプロジェクトでリーダーやマネージャーとして活躍中。

前プロジェクトでの評価が
新規プロジェクトの受注につながる

G.N. このプロジェクトは私が以前担当した、公共系のプロジェクトが発端となったもの。そのプロジェクトは私にとって初の公共系のプロジェクトだったし、はじめてリーダーを経験した仕事でもある。そのプロジェクトが一段落したあと、次のプロジェクトでも話をいただいて参加することになったんだ。

T.H. 私が入社する前の話になりますが、続けて公共系の仕事を得られたのは何が要因だったんでしょう?

G.N. 今回のプロジェクトにも声をかけてもらったのは、前回のプロジェクトで、長く在籍したことにより業務の内容理解が深かったこと。それにプロジェクトを順調に進められたことが大きいと思う。そこでお客様の信頼を得られて、今度はプロジェクトリーダー兼、プロジェクトマネージャーという立場で、開発から保守まで携わらせてもらうことになったんだ。

T.H. 私が新人でここに配属されたときは開発真っ最中でしたが、そんな経緯のプロジェクトだったんですね。

G.N. そうなんだよ。今回のプロジェクトは、システムの機能追加や改善といったエンハンス対応や、その後の保守業務。君が配属されてきたのは一度システムを作り終え、テストをしている段階だったかな。新人だけど、度胸もあるし、有望な人材が来てくれてありがたいなあと思った。

T.H. 最初は先輩社員がOJTにもついてくれて、簡単なバグ修正やテストからスタートしました。何もわからない状態でしたが、いろんな経験を積めるチャンスだなとも感じていたのは確かです。度胸があるかどうかはわかりませんが(笑)。

経験のない対応を迫られた中で
メンバーが一丸となってやり遂げる

G.N. このシステムは30年以上機能追加や修正をしながら稼働しているんだけど、今回は機能追加と同時に、Web化も一緒に進めることになっていたんだ。ソルクシーズがそのノウハウを持っていたおかげで、重宝されてもいる。最初のメンバーは5〜6名。入社2年目から4年目の若手を中心にアサインしたが、でもそれが結果的に良かったところでもあると思ってる。

T.H. 若手中心はどういう部分でいい方向に働いたんでしょう?

G.N. マネージャーとしてメンバー選定の際には、意欲や適応力、勤勉さなどが選定のポイントになってくる。お客様には若いメンバーばかりだと不安を与えてしまいかねないんだけど、どのメンバーもやる気いっぱい。そこで、当時4年目のエンジニアをサブリーダーとして教育し、その人を中心にチームを作ることにした。若くて意欲旺盛だったおかげでチームワークもよく、そのおかげで品質や生産性も上がっていって、それをお客様からも高く評価してもらったんだ。

T.H. そのサブリーダーは私のOJTについてくれた先輩でもあります。若いけれど頼れる人で、私も安心して仕事をすることができました。プロジェクト全体は先輩たちのおかげで大きな問題なく進んだと思いますが、一度だけどうしようと思ったのは、リーダー不在の中でのお客様対応でした。

G.N. 私がどうしても動けない事情で、不在にしてしまったときに、お客様から追加でさまざまな要求が来てしまった件だね。

T.H. そうです。データを作成して提出し、私としては内容もこれでいいだろうと思ったんですが、お客様からはデータが要求通りにできているか、証明する資料が欲しいと言われました。こちらとしてはどうすれば良いのかわからない状態でしたが、できないとは答えられません。

G.N. こういう急な追加要望にどう対応するかはプロジェクトを予定通りに進行する上で重要なんだけど、お客様との間に立つべき私が不在でかなり迷ったよね。

T.H. 週末の再レビューまでに必要な資料を間に合わせて欲しいといわれ、「やるしかない」と、このときばかりは夜遅くまで皆で残って取り組みました。サブリーダーをはじめ、5〜6人が団結して作業を行い、間に合うかなあという切迫感に追われていました。でもリーダーに連絡が取れ、そこでお客様と話をしてくださったおかげで、対応可能な作業の範囲を決めていただけたので、なんとか間に合わせることができたと思います。

G.N. 私がいない状況でみんなよくやってくれたと思います。Hさんが1年目なのに、サブリーダーの下でチームをまとめてくれたと聞いて頼もしかったですよ。公共系の仕事はスケジュールが厳しく伸びることがありません。だからこそ追加要望が出てきても、説明や交渉が重要になるし、相手を説得できる資料を最初から作る必要がある。新人が急に対応するのは難しいけど、この件でそういうこともわかってくれたんじゃないかと思うな。

T.H. それまでは初めてのプロジェクトでもあったので、目の前の作業に必死だったんです。資料の作り方などは言われてはいたんですが、そこまで意識できていなかったと思います。説明の仕方もそうです。相手に伝わる説明の方法や、資料の中身についてはこの一件を期に考えるようになりました。

品質の高い開発ができるからこそ
ソルクシーズは信頼される

G.N. 1年目で大事なことを学んでくれたなと思います。開発作業というのはつながっているものなので、前の作業が次の工程にも活きてくる。Hさんは作業が点ではなく線でつながっていることや、なぜこういう作業が必要なのかと考えて動いてくれるタイプなので、今回のような経験ができたことは大きいし、この先エンジニアとして伸びる予感がしています。

T.H. そう言っていただけると嬉しいです。確かに以前より前後を考え、理解度を深めて作業できるようになってきたと思います。今は保守の作業に入っていますが、これからも開発する上で大事なことを意識していきたいです。

G.N. 今回のプロジェクトでは、ソルクシーズの仕事の品質もお客様に評価されている。複数の会社が入っている中、我々は朝会を毎日行って情報共有をし、作業目標を明確にして仲間同士でサポートしているけど、他のところはそういうアクションがなかったみたいで、「よく話し合っているね」と言ってもらえたし、技術的には他社が作ったところをチェックする作業も任せてもらえた。これは細かいところを見ることができる会社だと評価されたからだと思います。

T.H. 品質とは技術力はもちろん、チームワークや作業の進め方などの総合的なものなんですね。そこに貢献できているとしたらエンジニアとしてやりがいがあります。

G.N. 今回のプロジェクトの成功や評価が、次の案件にもつながっていく。開発段階における作業のつながりはもちろん、案件のつながりも意識しながら、これからも高品質な開発でお客様に評価いただける会社であり続けたいね。

Entry

困難な課題であってもエンジニアとしてプライドを持ち、仲間と協力しあい、誠実に挑み続けること。
ソルクシーズは前に進み続ける意志を持った、そんなあなたを待っています。