謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
日頃よりご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
経済環境への対応
当連結会計年度における我が国経済は、1-3月期のGDPが4四半期ぶりのマイナス成長を記録し、2025年4-6月期のGDPが前期比プラス2.2%となるものの、7-9月期のGDPは前期比マイナス0.4%となりました。これは、米国関税措置により自動車関連を中心に輸出が減少し、内需も低迷したことによるとされていますが、今後は、個人消費や設備投資の増加などで、緩やかな回復基調が想定されます。
世界情勢を振り返ると、トランプ大統領の再選から始まり、米国関税問題、そして日本史上初の女性総理大臣の誕生と、話題の多い年となりました。
また、IT業界では、生成AIの高度化によるエージェント型AIへの進化、サイバー攻撃の高度化、日本初のステーブルコイン発行など、大きな変動があった年となりました。
国内IT投資については、生成AI技術の業務への活用需要やデジタルトランスフォーメーション需要を中心に、引き続き堅調に推移致しました。
その様な中、当社グループにおいては、経営基盤の強化の一環として、既存事業の再評価の実施、自社プロダクト開発の推進、新成長ワードへの取り組み強化などを行うとともに、将来の成長を見据え、DX分野に一層注力し、以下の長期戦略施策を推進してまいります。
長期戦略施策の推進
成長戦略としてのM&A
2024年7月に連結子会社化したエフ社は、得意とする市場系フロント・ミドルシステムの開発を中心に、想定通り連結業績に貢献しております。今後も引き続き開発力・技術力・営業力強化を目的に、M&A・業務提携を積極的に推進してまいります。
航空・宇宙・防衛領域への取り組み強化
連結子会社イー・アイ・ソルが、航空・宇宙・防衛領域での計測需要の高まりに対応し、無線技術などを活用した実績作りを推進いたしました。これまでの取り組みが評価され、NI社(旧National Instruments Corporation)よりAsia / Pacific(APAC)地域部門「Outstanding Contribution Award」を2年連続で受賞しております。
クラウドサービスへの取り組み
連結子会社Fleekdriveにおいて展開している企業向けオンラインストレージサービスにつき、2024年度からサービスの向上に経営資源を集中させております。また、ユーザー数と実際に利⽤するストレージ容量のバランスでコストの最適化を図る選択肢として、新たな2つのプランを導入しております。生成AIとの親和性が高いことから、引き続きグループ全体でユーザー数拡大に注力してまいります。
生成AI技術を活用したエンジニア支援サービスの提供の本格化
連結子会社エクスモーションにおいて、システム開発(要求定義プロセス)における生成AI活用のエンジニア支援サービス「CoBrain」の提供を本格化し、引き合いも堅調に推移しております。2025年2月に「Wordアドイン」、11月に「Studio機能」の提供も開始致しました。
LLMを活用した社内向けAIシステム「SOLXYZ Assistant」の開発
最新のLLM技術と検索拡張生成技術(RAG)を組み合わせた社内向けAIシステム「SOLXYZ Assistant」を開発し、運用を開始しました。入力データや学習データを社外へ漏洩することなく安全に、かつ容易に使える仕様とし、社員の生産性向上を図っています。この技術とノウハウを活かし、ソリューションとして企業向けトライアルを展開しております。
人的投資と業績
上記に加え、長期戦略施策の一つとして人的投資を掲げ、新卒採用を積極展開した結果、2025年卒については連結51名(前年対比+4名)が当社グループに入社いたしました。 2025年度上期における業績は好調を維持しており、下期においても気を引き締めて更なる成長を目指してまいります。
また、当社企業価値向上の一環として、2025年9月に株主優待制度のお米「幽学の里米」を配送させて頂きました。さらに、当社株式への投資魅力を高め、中長期にわたりご保有いただく株主様のご期待にお応えしていく所存です
当社のサービス体制
当社は、SIビジネスとストック型ビジネスの両輪でお客様のビジネスを支援しています。SIビジネスではシステム企画、設計、開発、運用からインフラ構築まで、お客様のシステム構築・運用をワンストップでご支援可能な体制を当社グループ全体で構築しております。さらにストック型ビジネスとして、クラウドをはじめとする各種サービス・ソリューションを提供することで、お客様の様々なご要望に直接お応えできるサービス体制を整えております。
今後の展望
おかげさまで当社は今年、設立45周年という大きな節目を迎えることができました。これまでご支援いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
当社グループは、引き続き「FinTech」、「Cloud」、「IoT」、「AI」、「CASE」などの新しいDX関連技術・ビジネスを当社グループ全体で推進してまいります。スピード感を持った事業規模の拡大を目指し、技術力、営業力のある他社との業務提携やM&Aなどの手法を積極的に活用いたします。さらなる企業価値と業績の向上に努め、あらゆるステークホルダーに「選んでよかった」と言われる企業を目指してまいります。
今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

