Investor Relations経営からのメッセージ

日頃よりご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

経済環境への対応
当中間連結会計期間における我が国経済は、2025年1-3月期の実質GDPが4四半期ぶりのマイナス成長を記録し、更に米国関税問題も加わって、先行き不透明感が強まりましたが、雇用・所得環境の改善と堅調な企業収益を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。
 国内IT投資については、生成AI技術の業務への活用需要やデジタルトランスフォーメーション需要を中心に、引き続き堅調に推移致しました。

 このような環境のもと、当社グループは長期・優良案件の確保と着実な遂行に努めるとともに、将来の成長を見据え、DX分野に一層注力し、以下の長期戦略施策を推進してまいります。

長期戦略施策の推進
成長戦略としてのM&A
昨年7月に連結子会社化したエフ社は、得意とする市場系フロント・ミドルシステムの開発を中心に、想定通り連結業績に貢献しております。今後も引き続き開発力・技術力・営業力強化を目的に、M&A・業務提携を積極的に推進してまいります。

航空・宇宙・防衛領域への取り組み強化
連結子会社イー・アイ・ソルが、航空・宇宙・防衛領域での計測需要の高まりに対応し、無線技術などを活用した実績作りを推進いたしました。これまでの取り組みが評価され、National Instruments CorporationよりAsia / Pacific(APAC)地域部門「Outstanding Contribution Award」を2年連続で受賞しております。

クラウドサービスへの取り組み
連結子会社Fleekdriveにおいて展開している企業向けオンラインストレージサービスにつき、昨年度からサービス性の向上に経営資源を集中させ、堅調にユーザー数を伸ばすなど成果を上げました。生成AIとの親和性が高いことから、引き続きグループ全体でユーザー数拡大に注力してまいります。

生成AI技術を活用したエンジニア支援サービスの提供の本格化
連結子会社エクスモーションにおいて、システム開発(要求定義プロセス)における生成AI活用のエンジニア支援サービス「CoBrain」の提供を本格化し、引き合いも堅調に推移しております。2025年2月に「Wordアドイン」の提供も開始致しました。

LLMを活用した社内向けAIシステム「SOLXYZ Assistant」の開発
最新のLLM技術と検索拡張生成技術(RAG)を組み合わせた社内向けAIシステム「SOLXYZ Assistant」を開発し、運用を開始しました。入力データや学習データを社外へ漏洩することなく安全に、かつ容易に使える仕様とし、社員の生産性向上を図っています。将来的には、この技術とノウハウを活かし、他企業様向けのソリューションとして展開してまいります。

人的投資と業績
上記に加え、長期戦略施策の一つとして人的投資を掲げ、新卒採用を積極展開した結果、2025年卒については連結51名(前年対比+4名)が弊社グループに入社いたしました。 2025年度上期における業績は好調を維持しており、下期においても気を引き締めて更なる成長を目指してまいります。
また、当社企業価値向上の一環として、2024年11月に株主優待制度の再開を決定いたしました。当社株式への投資魅力を高め、中長期にわたりご保有いただく株主様のご期待にお応えしていく所存です。

当社のサービス体制
当社は、SIビジネスとストック型ビジネスの両輪でお客様のビジネスを支援しています。SIビジネスではシステム企画、設計、開発、運用からインフラ構築まで、お客様のシステム構築・運用をワンストップでご支援可能な体制を当社グループ全体で構築しております。さらにストック型ビジネスとして、クラウドをはじめとする各種サービス・ソリューションを提供することで、お客様の様々なご要望に直接お応えできるサービス体制を整えております。

今後の展望
当社グループは、引き続き「FinTech」、「Cloud」、「IoT」、「AI」、「CASE」などの新しいDX関連技術・ビジネスを当社グループ全体で推進してまいります。スピード感を持った事業規模の拡大を目指し、技術力、営業力のある他社との業務提携やM&Aなどの手法を積極的に活用いたします。さらなる企業価値と業績の向上に努め、あらゆるステークホルダーに「選んでよかった」と言われる企業を目指してまいります。

今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

ソルクシーズグループ
株式会社ソルクシーズ 代表取締役社長 秋山博紀
    
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