「幽学の里米」の名前の由来について教えてください。
「幽学の里米」は、現在の千葉県旭市を中心に房総の各地をはじめ信州上田などで、農民の教化と農村改革運動を指導し、大きな実績を残した人物「大原幽学」(1797-1858)から名前を取っています。農業技術の改良、倹約の奨励、教育の普及を通じて、自然と共生する持続可能な農業を広めた人物で、「幽学の里米」は、この歴史的背景と地域の誇りを表現したものです。
「大原幽学」は、「至誠・勤労・分度・推譲」の精神を説き、荒廃した農村の復興に尽力しました。「分度」(分相応の生活)と「推譲」(余剰を社会に還元)という考え方は現代の持続可能性の概念にも通じています。
大原幽学の教えについては「大原幽学記念館」(千葉県旭市、http://www.city.asahi.chiba.jp/yugaku/)でも詳しく学ぶことができます。