平成16年5月24日
株式会社ソルクシーズ

ソルクシーズ、ビトリアとパートナー契約を締結し、
金融機関向けソリューション提供力と営業力を強化


 株式会社ソルクシーズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中村正、以下ソルクシーズ)はビトリア・テクノロジー株式会社 (以下:ビトリア、東京都港区、代表取締役社長:中畑恒夫)との間でこの程、パートナー契約を締結し、大手証券会社、保険会社をはじめとする金融機関向けのソリューション提供力と営業力を強化することといたしました。

現在、金融機関では、ネットによる資金決済の進展や、株式、国債、社債などの各種有価証券のペーパーレス化、さらに決済の早期化などを背景として、 トランザクション処理の自動化が進んでいますが、それらのシステムの開発・導入に当たっては開発期間の短期化、コストパフォーマンスの徹底追及等が要件として求められており、既存のシステムを活用しながら、新しい機能、 処理を付加していく手法がとられるケースが増加しています。

ソルクシーズではこういったニーズに対応し、ビトリアのEAI/BPM統合プラットフォームである「Vitria:BusinessWare(ビジネスウェア)」をベースにおいた金融機関向けソリューションの提供のほか、 コンサルティング、設計、開発、保守サービスを積極的に進めてまいります。

ビトリアの統合プラットフォーム製品「Vitria:BusinessWare」は、STP、リファレンスデータ統合、及びSWIFT などへのソリューション対応を容易にし、且つ、短期間でのインプリと投資効果達成が可能となります。 ビトリアでは統合基盤プラットフォームである「Vitria:BusinessWare」を提供すると共に、ソルクシーズに対し、金融業界への多数の導入実績から築き上げられたノウハウに基づいた製品導入に関するコンサルティング、 サポートなど各種技術支援と営業協力を行います。

(注)
EAI: Enterprise Application Integrationの略で、企業内で業務に使用される複数のコンピュータシステムを有機的に連携させ、データやプロセスの効率的な統合をはかること、または、それを支援する一連の技術やソフトウェアの総称です。
 通常、企業の情報システムは、用途に応じて「勘定系」「業務系」「販売系」など複数のシステムがばらばらに構築され、また、それぞれのシステムの要求に合わせて、メインフレームやUNIXワークステーション、Windowsパソコンなど、複数の環境が混在しています。 利用されるアプリケーションソフトも、ワープロソフトや表計算ソフトなど日常業務に使うオフィスアプリケーションソフトから、データベースやメールシステム、Webアプリケーションなど様々です。これら異なるシステムを互いに連結し、 過去の情報資産の有効活用や異機種間の有機的なデータ連携により、素早い意思決定や効率的な企業経営を実現するのがEAIです。
 EAIを実現するソフトウェア(EAIツール)はミドルウェアの一種で、各システムへのインターフェースを提供する「アダプタ」、システムごとのデータ形式やプロトコルの違いを吸収する「フォーマット変換」、あるシステムから受け取ったデータを内容に応じて他のシステムに振り分ける「ルーティング」、 これらの機能を組み合わせ、実際の業務に合わせたビジネスプロセスを構築する「ワークフロー(プロセス制御)」などの機能から構成されます。
 EAIは企業内システムの統合にとどまらず、企業間の電子商取引を実現するためのシステム間接続や、企業買収・合併に伴う情報システムの統合を効率よく行なうための手段としても利用されます。

STP: 株式や国際、社債などの有価証券の取引において、注文から約定、決済までの一連の業務を一貫して電子的に処理する仕組みで、「T+1」(約定した取引の翌日に決済されること)の実現には不可欠とされています。

■ソルクシーズについて
 独立系のソフトウェアベンダーであり、SI(システムインテグレーション)を主要業務とし、更にセキュリティコンサルティングやERPなどのソリューションビジネス業務を強力に推進しています。 業種別には生損保業界、証券、クレジット業界、銀行などの金融分野に強く、多くの直接顧客を擁しているほか、大手メーカー・ベンダーを通し、情報・通信、流通などの一般産業分野や官公庁向けにも豊富な実績があります。
 ソルクシーズでは高い品質のソリューションを早く、低コストでというお客様のニーズに対応すべく、中国の開発拠点を充実させ、開発コストの圧縮を図る一方で、コンサルティングなどの上流工程の強化とソリューション提供力の強化を急ピッチで推進しています。 ソルクシーズではこれらの面の強化を自社の努力で進めることと並行して、技術面、業務ノウハウ面等で特色ある他社とアライアンス関係を結ぶことで、顧客ニーズに即応していくこととしており、今回のビトリアとの関係構築もその一環でなされたものです。

■Vitria について
 Vitria ( Nasdaq: VITR ) は、ビジネスプロセス統合のリーディングカンパニーで、ビトリア・テクノロジー株式会社はその日本法人です。Vitria Technology は、1994 年の会社設立以来、BPM ( Business Process Integration ) 及びEAI ( Enterprise Application Integration ) のパイオニアとして市場を開拓し、 アプリケーション連携/統合に伴う課題を解決してきました。世界各国23 箇所にオフィスを構えており、主な顧客には、AT&T、Bell Canada、Bell South、The Blue Cross Blue Shield Association、BP、BT 、DaimlerChrysler Bank、Generali、The Goodyear Tire & Rubber Company、PacifiCare Health Systems、 Reynolds and Reynolds、Royal Bank of Canada 、Schneider Logistics、Sprint、Trane、The United States' Departments of Defense and Veteran's Affairs (米国防省及び退役軍人局) 、UFJ つばさ証券、サントリー、日産自動車、NTT コミュニケーションズなどが挙げられます。

(注)Vitria 及びVitria:BusinessWare は、Vitria Technology,Inc.の商標または登録商標です。本リリースに記載されているその他すべての製品名及び企業名は全て識別のみを目的として使用されており、それらの名前は当該各社の商標または登録商標です。


《本プレスリリースに関するお問い合わせ》

ビトリア・テクノロジー株式会社
マーケティング 飯塚 麻理香
Tel. 03-3568-8551
Fax. 03-3568-8552
E-mail: mktg@vitria.co.jp

株式会社ソルクシーズ
営業本部 金融営業部 荒田 隆己
Tel. 03-3740-0707
Fax. 03-3740-0720
E-mail: tarata@solxyz.co.jp



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